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「式はしない」と決めた日
結婚式をするかどうかは、当たり前のようでいて、実は二人でしっかり話し合う必要のあるテーマです。人前で誓う時間よりも、日々の暮らしを整えることに気持ちが向いていたという夫婦もいます。派手な準備よりも、静かに二人のペースで新しい生活を始めたい。そう思って入籍だけを選んだ日は、拍子抜けするほどあっさりしていたけれど、確かな安心感があったと振り返る人もいます。
まわりの声との向き合い方
「式くらいはやったほうがいいのでは」という周囲の声に、まったく心が揺れなかったわけではありません。とくに親世代からすると、式は当然通るべき儀式として捉えられていることも多く、説明を重ねる場面もあったでしょう。それでも、自分たちの暮らし方や価値観に合った形を選ぶことは、決して逃げでも妥協でもありません。むしろ、二人で納得できる答えを見つけるための、まっすぐな選択だったはずです。
形がなくても、始まりは始まり
華やかな一日がなくても、婚姻届を提出したその日は、間違いなく二人の新しい始まりです。写真や引出物といった形に残るものがなくても、その日交わした会話や決意は、これからの暮らしのなかで何度も思い出されるはずです。式をしないという選択もまた、二人らしい結婚のかたちのひとつだと言えるでしょう。